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2022.09.29 トランクルーム

レンタルコンテナの防カビ対策5選!湿気が少ないトランクルームがおすすめ

梅雨

6月も間近となり、梅雨の季節も近づいてきました。
憂鬱な時期ではありますが、家の中がじめじめしていては、快適な生活は望めません。クローゼットや押し入れの中など、カビや湿気対策には万全を期したいですね。

ところで、レンタルコンテナをご利用されている方は多いでしょうが、実はレンタルコンテナにこそ、しっかりとした湿気対策が必要なことをご存知ですか。
今回は、レンタルコンテナ・トランクルームでのカビ対策について解説します。


1.湿気がこもりにくい荷物の収納方法

溢れる荷物

レンタル・トランクルームサービスには、「屋内型トランクルーム」と「屋外型レンタルコンテナ」の2種類があります。
屋内型トランクルームの場合、大抵は室内の温度と湿度が管理されているため、湿気やカビの心配はいりません。
しかし屋外型レンタルコンテナの場合は、輸送用のコンテナを改造して収納用にしつらえたもので屋外に設置されているため、換気用の窓やエアコンなどの設備もありません。
従ってコンテナ内は空気の循環がなく、高温多湿になるため湿気がこもり、結露ができやすい状態になってしまいます。当然、カビも発生しやすく、気が付いた時には手遅れになりかねません。
つまり、レンタルコンテナにこそ、正しいカビ対策が必要なのです。そこで、素人にでもできる簡単な湿気対策を5つご紹介します。

まず第1に行うことは、荷物を収納する時に、あまり詰め込まないことです。
「腹八分目」ではないですが、荷物を収納するにも「収納スペースの8分目」を目安にしてください。
空きスペースがあると、つい荷物をきっちりと詰め込んでしまいがちですが、ある程度のすき間がないと空気が流れずに湿気がこもってしまい、カビやダニの温床になってしまうのです。
また、荷物を壁から少し離して置くことも大切です。
荷物と壁との間に多少なりともすき間があれば、空気が対流するため湿気がこもらず、カビの発生を防げるのです。




空調設備完備のトランクルーム


2.防カビグッズ:すのこの活用方法

すのこ

ここまで読まれた方は既にお気付きかと思いますが、カビを防ぐ上で最も大切なことは、空気の通り道を確保することです。
前述したように、荷物を壁から少し離して保管することを挙げましたが、床との接地面にも同じことが言えます。
荷物を床に直に置くと、空気の通り道をふさいでしまうため、湿気がたまりやすくなってしまいます。これを防ぐには、荷物を床から少し浮かせて、空気の流れを作ることです。
それには、「すのこ」を利用すると良いでしょう。

昨今では100均などで安価なプラスチック製のすのこも手に入りますが、できれば、ヒノキや桐の素材を活かした木製のすのこのご利用をおすすめします。
なぜなら、プラスチック製のすのこは防カビ・抗菌処理が施されていないものが多いため、カビが発生しやすいからです。
一方、木製のすのこは湿気を吸収して空気中へ拡散する作用があるため、防カビ・抗菌効果が期待できます。
さらに、ヒノキや桐はそれ自体に防虫成分を多く含んでおり、大事な衣類を虫食いから守ってくれます。
何事も、はじめが肝心です。レンタルコンテナを使用する際は、荷物を置く段階からすのこを賢く利用して、カビ対策を講じておきましょう。



衣替えに最適なトランクルーム


3.防カビグッズ:除湿剤の活用方法

カビ対策として大事なことは、空気の流れを作ることと申し上げましたが、それだけでは万全とは言えません。
対策を完璧に近づけるために、カビの原因でもある湿気を抑える方策が必要になります。
そこで効果を発揮するのが、除湿グッズです。
この章では、湿気を調整する代表的なアイテムをいくつかご紹介します。



3-1.炭

炭

最近では、除湿効果が期待できるアイテムとして「炭」が見直されています。
消臭効果もあり、インテリアとしても和のテイストを演出できる格好の素材です。ここで、炭が除湿に効果を発揮するメカニズムについて簡単に解説します。

炭の表面には、「細孔(さいこう)」と呼ばれる孔が無数に空いています。
これは炭が高熱で焼かれ、冷える段階で素材の中の空気が抜けることによってできます。この細孔に湿気の水分や臭いの元となる粒子が吸収されて、除湿効果を発揮します。
では、炭であれば何でもいいかといえば、そうとも言えません。
結果から申し上げると、除湿に適している炭の素材は、「竹」です。竹炭の表面積は、1gあたり300㎡あり、細孔の半径は27ナノメートルです。
因みに、樫(かし)炭は112ナノメートル、ヤシ殻素材の炭は129ナノメートルですから、竹炭の細孔はかなり微細であるといえます。
竹炭の表面には、このように微細な細孔がびっしりと張りめぐらされているため、一般の木炭と比べると、数倍から十倍もの吸着力があります。

炭には吸湿効果とともに、高い抗菌・抗カビ効果もあるため、湿気対策としては格好のアイテムです。
特に長期に渡って衣類などの荷物を保管する場合には、除湿剤よりも長く吸湿効果を発揮するため、おすすめです。

3-2.薬品タイプの除湿剤

除湿剤

次にご紹介する除湿アイテムは、薬品由来の除湿剤です。
薬品を使用した除湿剤は、一時的に劇的な除湿効果が得られます。
薬品には3つの種類があり、それぞれが以下のように異なる性質を持っています。

  • 塩化カルシウム
  • A型シリカゲル
  • B型シリカゲル

塩化カルシウム

市販されている除湿剤には、「塩化カルシウム」という薬品が使用されています。
塩化カルシウムは海水の中に微量に含まれており、道路の凍結防止剤や豆腐の凝固剤としても利用されています。
塩化カルシウムは水を吸収すると液体に変わる性質があり、これが除湿剤に応用されるのです。
高い除湿効果を発揮しますが、除湿後の塩化カルシウムは水溶液となり、万一液漏れして肌に触れると炎症の原因になります。
また、衣類などに付着するとシミになることもあるので注意が必要です。
地震等で容器が壊れて中の水溶液が漏れる恐れもあるため、レンタルコンテナ内で使用する場合には、荷物と離して設置するようにしてください。


A型シリカゲル

シリカゲルは、二酸化ケイ素のコロイド粒子が結合した、多孔質のゲルです。無味無臭で、間違って飲み込んでも人体には無害であるため、食品や薬品類の乾燥材として広く用いられています。粒子の凝集状態により、A型とB型とに分類されます。

A型シリカゲルは、コロイド粒子が高い密度で凝集しており、表面積が大きく細孔容積が小さいという構造を持っています。
また、低湿度における水分の吸着力が高く、吸着した水分が一定量を超えると防湿効果が失われるという特徴があります。
衣装ケースの中で衣類を保管する際に一緒に入れておくと高い除湿効果を発揮し、他にも食品や医薬品、精密機器及び電子部品などの保管に適しています。

B型シリカゲル

B型シリカゲルは、コロイド粒子の凝集が粗く粒子が大きいため、表面積が小さく細孔容積が大きいという構造になっています。
高湿度の環境において、多量の水分を吸着します。
また、吸着した水分は低湿度になると放出されるので、周囲の湿度に応じて吸水と脱水とを繰り返すという特性があります。
用途としては、バイオリンやピアノなどの楽器の調湿、靴の乾燥などに向いています。



3-3.新聞紙

新聞紙

紙には、もともと高い吸水性があります。
ことに新聞紙は表面が粗いため、チラシや広告などに利用されているコート紙やアート紙に比べて高い除湿力が望め、収納スペースの床などに敷くと効果的です。
一旦、くしゃくしゃに丸めてから広げると、表面積が増えて吸着力が高くなります。

3-4.重曹

重曹

「重曹」とは、炭酸水素ナトリウムのことです。
弱アルカリ性のため酸を中和して油汚れを落とす効果があり、掃除の際などに重宝されていますが、実は除湿作用もあるのです。
市販されている除湿剤やシリカゲルほど除湿効果が大きくないため、あまり積極的には取り上げられませんが、重曹は除湿剤としても立派に通用します。
レンタルコンテナ内で重曹を使用する際には、重曹を密封しないことです。より空気に触れる方が除湿力は高まるので、重曹を広口瓶などに入れ、瓶の口をガーゼなどで覆って輪ゴムでとめましょう。
湿気は空気より重く室内の下の方に滞留するため、重曹の入った瓶も床下に置くようにしてください。

空調設備完備のトランクルーム


4.大切な荷物は衣装ケースで密封

衣装ケース

あなたがレンタルコンテナへ荷物を保管するところを、頭に思い浮かべてみてください。
大抵は、荷物を段ボールに詰め込んで、車で運ぶのではないでしょうか。
その段ボールを車から降ろしレンタルコンテナのドアを開け、段ボールを床においてドアを締めたらおしまいにしていませんか?
このように荷物を段ボールに入れたまま、レンタルコンテナに保管するのはおすすめしません。
屋外型のレンタルコンテナの場合はエアコンの設備がないタイプが多いので、空気の流れがない上に外気温度の影響を受けやすく、室内は高温多湿状態になります。そのため、荷物が衣類であると、段ボールに入れたままでは湿気がこもってカビが生えてしまいます。

これを防ぐには、衣類を密閉できるプラスチックの衣装ケースに保管することです。
さらに蓋をする前に、除湿剤と防虫剤を入れておけば安心です。
ただし、この二つは衣類の一番上に乗せるようにしてください。なぜなら、薬品の成分は上から下に流れるためです。

5.定期的な空気の入れ替えも忘れずに

風を通す

レンタルコンテナは、思い出の詰まった大切な荷物を効率よく保管するには便利なサービスですが、「預けておけば後はお任せ」とばかりに、ほったらかしにしてはいないでしょうか。
前述した通り、カビの原因になる湿気を防ぐには、空気の流れを作ることが大前提です。
たまにはレンタルコンテナに足を運び、扉を開閉して室内の換気を心がけてください。

6.トランクルームなら湿気の心配なし

ここまで、屋外型レンタルコンテナに荷物を保管する上での湿気及び防カビ対策について解説してきました。
屋外型レンタルコンテナには、室内の温度や湿度を管理するシステムが施されていません。
そのため、保管時にどれほど準備を重ねても、おのずと限界はあります。
どうしてもカビや虫食いが怖いと思われるなら、屋外型レンタルコンテナには2階建てのタイプもあるので、運営会社と交渉して2階の収納スペースに変えてもらいましょう。
なぜなら、1階のレンタルコンテナよりも2階の方が湿気は溜まりにくいからです。
それでもまだ心配という場合には、屋内型トランクルームのご使用をおすすめします。

屋内型トランクルームには空調システムが完備されているため、カビの発生をほぼ防げるでしょう。
ただし、ご注意いただきたいのは、「空調完備」とは名ばかりで、空調設備を設置せずに換気扇を付けただけで済ませている運営会社もあるということです。
またそれとは逆に、冷暖房システムはしつらえていても、換気はしていない施設もあります。
しかし、徹底した防カビ対策を行うには、室内の温度と湿度の管理が欠かせません。

その点、当社のトランクルームは全施設が冷暖房を完備していますので、外気温の影響を受けることはありません。
加えて、当社独自の「吸排気システム」は自動で室内の換気を4回行うため、カビの温床となる湿気がこもりません。



ご自宅やお勤め先の近くの屋内トランクルームをお探しの方は、ぜひこちらをご確認ください。

衣類の収納に便利なトランクルーム


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さいごに

自由!

今回は、レンタルコンテナを利用する際に知っておきたい防カビ・湿気対策についてご説明しました。
カビを発生させないためには、空気の流れを確保し、湿気を溜めないことです。
それには荷物を壁から離したり、すのこに乗せたりと、置き方にも工夫が必要です。
その上で除湿剤や竹炭など除湿効果のあるものを使用して、徹底的に湿気対策を講じましょう。
それでも気になる方は、室内型トランクルームをご利用になると良いでしょう。

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