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お正月飾りは使い回してOK?お正月用品を来年も使えるように収納できるオススメ保管場所
みなさまお正月はのんびり過ごせましたか?
今年はステイホームで実家に帰れない為、新しくお正月飾りを買ったという方も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人。いつもは旦那の実家で年越しからお正月を過ごす為、そもそもきちんとしたお正月飾りというものがありませんでした。
百円ショップに売っているお正月飾りを玄関に飾り、気分だけお正月を味わっていた一人なのですが、きちんと家でお正月を迎えるとなるとそうはいきません。
お正月とはそもそも、年神様を迎えて、その年の五穀豊穣を祈る一年で一番最初の重要な行事です。
お正月飾りは、年神様をお迎えし祀るための大切な飾り。
お正月が終わったからと、そのままゴミ箱に捨てていませんか?実は処分するのにも、一工夫が必要なのです。
今回はそんなお正月飾りの処分方法、使いまわしについて、お正月用品を来年も使えるようにするための収納方法をお届けします。
- お正月飾りはいつからいつまで飾る?
- 使いまわしはNG?
- お正月飾りの正しい処分方法
どんど焼き
鏡開き
家庭での正しい処分方法 - お正月用品の正しい保管方法
- お正月用品NG保管場所
- お正月用品のオススメ保管場所
お正月飾りはいつからいつまで飾る?
お正月飾りとは、お正月に家々を訪れる年神様をお迎えし、お正月の期間中、家に滞在して頂く為の大切な依り代です。
お正月飾りと一口にいっても、種類は様々ですね。
しめ飾り
しめ飾りには、「神域と現世をへだてる結界」という意味があります。神社に飾られているしめ飾りと全く同じ意味なのです。
しめ飾りをお正月に家に飾ると、年神様が降臨できる神域を作ることが出来ます。
鏡餅
鏡餅は、家にお迎えした年神様へのお供えものです。
更にはお正月の期間中、年神様が宿る依り代となります。
お正月期間が過ぎて年神様が去った後には、年神様が宿った鏡餅を家族みんなで食べて神様の力を分けていただく「鏡開き」を行います。
門松
年神様が家を訪れる際の目印として玄関に飾られる門松。
実はお正月飾りの中で一番重要なのが、この門松です。
なかなか飾る人いませんし、ウチでも飾ってはいませんでした……。
けれども実は、この門松が「神様が降りてくる目印」。その為この門松がなくては、他の飾りの意味もありません。
一戸建てなら玄関前に飾れますが、マンションだと共用場所となるため、室内用のペーパーやフェルト素材の手作り門松飾りもあります。
処分に困るお正月飾りナンバーワンですが、処分方法は後々にお伝えしますね。
お正月飾りを飾る時期
12月13日が正月事始めのため、それ以降にしましょう。
クリスマスの飾りを撤去して、家の大掃除を行った後に飾るとちょうどよいかもしれません。
ただし飾りつけをしてはいけない日というものがあります。
それが「12月29日(二重苦のため)」と「12月31日(一夜飾りという縁起の悪い飾りつけ日)」
この2日間は避けて飾りつけをするようにしましょう。
オススメは、12月28日。8は漢字で書くと「八」となり、末広がりの形となります。その為古くより縁起が良い数字として用いられてきました。
28日を過ぎてしまったという場合には、30日に飾りつけをしましょう。この日が飾りつけベストタイミングの最終日です、
お正月飾りを片付ける時期
地方により異なりますが、「松の内」が過ぎたら片付けます。
関東、東北、九州等多くが「1月7日」
関西地方のエリアは「1月15日」となります。
関東であれば、七草がゆの頃に片付けるという認識で問題ありませんが、住んでいる地域の習慣に合わせましょう。
使いまわしはNG?
本来であれば、お正月飾りは使いまわしNG
特に門松は、神籬(ひもろぎ)という瑞々しい樹木に神聖な年神様を招くというものであり、神聖な神具でもあるのです。
古い神具に神様は宿らない為、信仰に乗っ取るのであれば使いまわしは出来ません。
信仰に寄り添い、お正月に年神様を招きたい場合には、お正月飾りは毎年新品に買い替える必要があります。
しかし、使い回すかどうかは個人の信仰の観点によります。
現代において、ここまで信仰と信念を持ってお正月飾りを飾っているご家庭は少ないですよね。
単にインテリアの一種としてお正月飾りを飾っている家がほとんどだと思います。
インテリアとして気軽に正月飾りを飾っているご家庭でしたら、お正月飾りの使いまわしは全く問題がありません。
たとえ去年の使いまわしのお飾りだとしても、お正月飾りを飾るということで、これから新しい年を迎えるという自分自身の内面の気持ちの切り替えになります。
飾るという行為自体に意味があるのであれば、お飾りを1年で使い切りで処分してしまうのはもったいない。
インテリアとして割り切るのであれば、絶対に毎年処分しなければならないという事はないと思います。
本来であれば生竹を使った門松を飾るべきですが、お値段が張るので毎年は買えませんよね。
そんな方は、気分だけでも正月飾りを楽しめる「造花門松」や、「ペーパー/フェルト素材の門松飾り」をオススメしますよ。
百均のフェルトとボンドで作ることが出来ます。
もし使いまわしであることに罪悪感があるのであれば、去年の飾りにアレンジを少し付け加えてみましょう。
お正月飾りの正しい処分方法
鏡開き
地域によって違いはありますが、主要な鏡開き日程は毎年1月11日です。
お正月に年神様が滞在していた鏡餅を家族のみんなで分け合って食べることで、神様の力を分けてもらい、その年の無病息災を願います。
カチカチに硬いお餅であれば、新聞紙や布で覆って木槌・金槌等の固いものでたたき割りましょう。スイカ割りみたいで子どもは大はしゃぎしますよ。
粉々になったお餅ももちろんかき集めて食べましょう。
ガチガチに乾燥していないお餅であれば、手れでちぎって水に一晩漬けてから様々なお料理に使いましょう。
どんど焼き
松の内が過ぎたら、「どんど焼き」でお正月飾りを燃やして、炎とともに天へと年神様をお見送りします。
地域によって「左義長(さぎちょう)」「どんと焼き」「鬼火焚き」など、様々な呼ばれ方をしていますが、神社で松の内が終わる頃に催されることがあります。
さいたま市の大きな神社では、毎年1月15日に大宮氷川神社で「どんど焼祭」「祈願串焼納祭」が行われています。
家庭での正しい処分方法
どんど焼きの日は仕事があって参加できない、近くでどんど焼きを行っていない……。
そんな時には、地域のゴミ処理方法に従って処分をしましょう。
神様はちゃんと見ていてくれるので、どんど焼きで処分しなかったなんて事では怒らないとのことです。
新聞紙等の紙を広げて「右・左・中」の順番に塩を置きます。
その紙でお正月飾りを包んで、他のごみとは別の袋に入れて燃えるゴミの日に出しましょう。
お正月用品の正しい保管方法
お正月用品は、何もお正月飾りだけではありません。
こちらではアイテム別の収納保管方法をレクチャーいたします。
おせちの重箱・お椀・お正月用食器
1.やさしく洗う
使い終わった後の重箱や漆塗りの漆器等のお正月用食器は、まずは軽く水洗いしましょう。
熱いお湯は痛みの原因になるので使用厳禁。
冷たいお水かぬるま湯にしましょう。
また指輪等の金属類を指につけていると食器に傷をつけてしまう為、外すようにしましょう。
研磨剤の入っていない食器用洗剤をやわらかいスポンジにつけて、やさしく洗います。研磨剤が入っている食器用洗剤や漂白剤、食器洗い機を利用する事は傷つける原因となるため避けましょう。
2.水分を取る
洗い終わったら水分をすぐに拭き取ります。
その後一晩置いて湿気を取り除き、柔らかい布や新聞紙/キッチンペーパー等で包んで保管をしましょう。
3.保管場所
保管場所は湿気の多い場所は控えて、出来るだけ風通しの良い場所にします。
逆に乾燥しすぎる場所に収納すると傷みの原因となるので、注意しましょう。
おせちの重箱や漆塗りの漆器等を次に使う時は、早めに取り出して傷んでいるかどうかのチェックをしておきましょう。
祝箸
普段は使うことが少ないため忘れがちですが、お正月には在庫をしっかりチェックしておきましょう。
収納場所は、汚れない場所なら問題ありません。
我が家では使い残りの祝箸を、箸立てに入れてコンロ横に立てておいた所、油が飛び跳ねて全て使えなくなったことがあります……。
出来るなら引き出しの中のキッチンカトラリーのなかに仕舞っておきましょう。
テーブルクロス
おせちのお重を並べる際、テーブルにお正月気分が盛り上がる敷物を敷いておくととても映えます。
ちなみに我が家の今年のおせち風景はこんな感じに、8割方スーパーで買ったものを詰め込む方式です。正直煮物とお雑煮くらいしか作ってません(それもカット野菜使用)
そんな詰め込みおせちですが、下に和柄ふろしきを敷くことでちょっとだけお正月気分が盛り上がってました。
テーブルクロスを敷くことで、簡単に洋風にも和風にもイメージチェンジをすることが出来るのでオススメです。
保管前は一度洗濯をして、虫干し(風通しの良い室内の日が当たらない場所で完全に干す)をした後、折り畳んで収納保管しましょう。
ぽち袋
ぽち袋も忘れがちですが、お年玉を配る大人がお正月を迎える際には必需品となります。
コロナ禍で直接実家に集まることが無いので、ぽち袋は必要ないと思っていませんか?
ご家庭にもよりますが、郵送でお年玉とお年賀を送り合う事が多い為、結局ぽち袋は必要となります……。
以前買ったものがある場合には、在庫のチェックをしておきましょう。
合わせて新札チェックも行います。
次に使う時の為に保管する際は、汚れない場所であれば保管できます。我が家では年賀状ホルダーと合わせて保管をしていますよ。
お正月飾り
インテリアとして来年も飾りつけを行う場合には、保管する際の注意点があります。
1.汚れを取る
素材にもよりますが、まずは綺麗な布で汚れやホコリをふき取りましょう。
特にしめ縄や門松は外に置く事が多いので、汚れが目立つと思います。汚れを放置したまま収納すると傷みの原因となるので、しっかりと汚れを取りましょう。
2.虫干しをする
もし水ぶきをした際には、しっかりと乾くまで乾燥させましょう。
晴天が2~3日続いていて湿気が少ない日に行います。
風通しの良い室内で数時間乾燥を行うと、虫食いやカビの発生を予防する事が出来ます。
虫食いを行う時間帯は、午前9時~午後3時頃がベスト。それ以前や以降ですと湿気が取り込まれてしまうんで注意です。
湿ったまま収納を行うとカビが生える原因となるので、しっかりと乾燥させる事がポイント。
3.ケースに収納
虫干しが終わったら、お正月飾りをケースに収納しましょう。
光が入ると変色の原因となるので、なるべく光が入らない不透明なケースに収納しましょう。
中に何を収納しているのか、ラベルを貼っておくと便利ですよ。
お正月飾りは一年に一回だけ出すものですよね。
そのため、着用頻度の高い衣類ケース等を手前に収納し、お正月飾りは奥にしまい込んでしまいましょう。
4.乾燥剤 / 除湿剤 / 防虫剤を使う
カビを生えさせない為には、カビの元となる湿気を抑える方法が必要になります。そこで必要になってくるのが除湿剤・乾燥剤。そして防虫剤です。
縦置き型の除湿剤、炭や新聞紙、防虫剤を素材と適用場所によって使い分けをしましょう。
ただしここで注意しなくてはいけないのは「違う種類の防虫剤等を同時に使用しない」ことです。
違う種類の防虫剤を同じ収納ケース等に一緒に入れると、成分の違いから液漏れが起こる可能性があります。
液漏れが起きるとそれがシミの原因や傷みの原因になりかねません。
液漏れによるシミができないよう、防虫剤は1種類だけを使いましょう。
詳しい除湿剤の活用方法は以下をご覧ください。
レンタルコンテナの防カビ対策5選!湿気が少ないトランクルームがおすすめ
お正月用品のNG保管場所
お正月用品は基本的に1年間収納しっぱなしとなりますよね。お正月用品を収納保管する際は、保管する場所をよく考えましょう。
1.湿気の溜まる場所はNG
まずはじめに、収納する際はケース内やクローゼット内、棚の中に詰め込みすぎないことです。
収納スペース8分目を目安にしないと、空気が流れずに湿気がこもってしまい、カビやダニの温床となってしまいます。
また、浴室の近くや、冬に結露が出来やすい窓際等は湿気が特に溜まりやすい傾向がある為、避けるようにしましょう。
壁から少し離して保管をするようにする事も大切です。壁と収納物の間に多少なりとも隙間があれば、空気が流れる為カビの発生を防ぐことが出来ます。
重箱や漆器の場合、天然木製なのか樹脂製なのか。はたまた天然漆なのか、ウレタン塗装なのか等、素材と塗料によって適切な保管場所、保管方法が異なります。
しかしどの素材であろうとも、保管に適さない場所というものがあります。
特に漆器は湿度を好むため、適切に保管をして適度に使用をしないとカビが生えてしまう可能性があります。
重箱を除き漆器の場合は、収納保管しすぎる事よりも、適切に使用する事を優先させましょう。
2.乾燥しすぎる場所はNG
湿気を避けることも大切ですが、逆に乾燥しすぎる場所に保管する事も避けましょう。
収納する物にもよりますが、特に漆器は極端な乾燥を嫌がります。
漆器を長く使用しないことが分かっている場合には、乾燥を防ぐ為の予防策を施しておきましょう。
一番簡単な方法としては、少し水の入ったコップを、収納物のそばに置いておく方法。ですがこの方法を取ると、地震が起きた場合には収納物が水に濡れてしまいます。
濡らしたタオルを容器に入れて、頻繁に入れ替える方が現実的でオススメです。
3.直射日光の当たる場所はNG
太陽光、蛍光灯に含まれる紫外線、白熱灯に含まれる赤外線等、どれも物を劣化させます。
特に漆塗りの塗膜は紫外線に弱いです。
お正月用品は長期保管する物ですので、全ての光を避ける対策を行いましょう。
お正月用品のオススメ保管場所
お正月飾りやお正月用品は一年に一度しか使わないのにクローゼットや押入れ等の保管場所を圧迫するため、困ることがありますよね。
様々な工夫を行ったとしても自宅に収納しきれない場合には、トランクルームの利用がオススメです。
運営会社にもよりますが、屋内型のトランクルームの場合は空調管理、温度管理、吸排気管理が全自動で行われています。その為、お正月用品の長期間収納にピッタリ!
更に日光にも当たらない為、日焼けの被害を大幅に減らすことが出来ます。
自宅のクローゼットや押入れ、食器棚では、空気の入れ替えを頻繁に行う事は難しく、また湿度管理温度管理も行う事も難しいですよね。
そのような環境で長期に渡ってお正月用品の収納を行っていると、ダニやカビ、虫食い被害等様々な被害にあってしまう可能性が高いです。
自宅の環境で、劣化させずにお正月用品を保管する為には室温16~22度、湿度40~60%に保つよう常に心掛ける必要があり、また保管場所にホコリが溜まらないように頻繁に掃除をして手入れをする必要があります。また収納場所の空気の入れ替えを頻繁に行う必要が有ります。
自宅でこのように保管環境を保つのは、とてもではないですが難しいです。
そんな時には自宅の外のトランクルームへお正月用品を預けるのがベストです。
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おわりに
お正月飾りには、年神様を家に招いて家族の幸せを願う意味合いが込められています。処分をする場合でも、保管をして来年も使いまわす場合でも、正しく処置をして来年も気持ち良い1年を始められるよう今から準備しておきましょう。
お正月用品は一年に一回しか使わない割に場所を取るスペースも多い為、劣化をさせず長期保管する為には、家の収納スペースでは十分とは言えません。
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