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賃貸を解約してトランクルームに全荷物預けて長期旅行して帰国したけど、そのまま不自由なく暮らしているという話。
トランクルームを借り始めたら身軽になり、長期旅行へ、留学へとアクティブに行動できるようになりました.
長く留守にする場合、家賃の安い物件にいったん引っ越す、現在の物件を借りたまま不在中の家賃を払い続ける、といった対応ではコストがかかり過ぎてしまいます。
その時に必要なものだけを持って自由に行動できるというのは、トランクルームの大きなメリットの1つです。
1)長期旅行を計画:荷物はどうしよう
20代後半、働き盛りの当時、休む間もなく働き続けていた私はある時、長期旅行に行くことを思い立ちました。
といっても、その頃は6年間という長期にわたって1つの場所に住んでいて、片づけをする余裕もなく働いていたので、荷物の量は増え続けていて、とてもすぐに動ける状態ではありませんでした。
また、住んでいた街も気に入っていましたから、住み慣れた家から離れがたいという気持ちもありました。
旅行を決心するのは、そう簡単なことではなかったのです。
そんな私の重い腰を上げるように背中を押してくれたのは、トランクルームでした。
当時、住んでいたのは、広めの1DKの賃貸物件。
3か月以上になる長期旅行の間、借りっぱなしにして家賃を払い続けるのは、かなりの出費になります。
それに、どうせなら、その費用をできるだけ旅費にまわしたい。
その物件は、お隣の大家さんのお宅と庭でつながっていて、毎月の家賃は銀行振込ではなく直接手渡ししていたこともネックになっていました。
もし旅行に行くなら、先払いでまとめて大家さんにお支払いする必要があり、説明したり手土産をもっていったり…けっこう面倒です。
次に考えたのは、家賃が最低ラインの家を借りて、引っ越すことでした。
それなら、転居先に荷物を置いて出かけられます。
しかし、東京都内では、どんなに安い物件を探してみても、3万円近くかかります。
さらに、初期費用として敷金・礼金などもかかり、最低でも3万円×(旅行期間3か月+敷金1か月+礼金1か月+仲介手数料1か月)=18万円以上、という計算に。
いまの家にそのまま住み続ける場合は、家賃約6万円×旅行期間3か月=18万円…結局、変わらない。
さらに、引っ越しの費用と手間を考えたら、安い部屋を借りて引っ越す方が、むしろ高くつくかもしれない。
こりゃダメだぁ。
そうしてたどり着いたのが、倉庫を借りること。
調べてみたところ、近所の、わりと便利なところに新しくトランクルームができていたことを知り、これを利用できないかと考えたのです。
実際に内見させてもらい、ここなら安心して荷物を預けられると思いました。
トランクルームのレンタル代は月額約1万5千円。
最終的な費用は、旅行期間3か月+デポジット1か月分で、1万5千円×4か月=6万円くらい。
引っ越し代(荷物の移動代)を加えて、7万円程度で済ませることができました。
2)帰国後、シェアハウスに住み始めた
さて、荷物を預けて身軽になって臨んだ「初めての長期旅行」も、そろそろ大詰め。
実は、トランクルームのメリットを本当に実感したのはここからでした。
まず、3か月ちょっとのはずだった旅行期間だったのですが、途中でハプニングが起こり、4か月近くまで伸びてしまったのです。
トランクルームは、レンタル期間の制限がありません。
1年か2年程度ごとに契約更新が必要となりますが、その手続きさえ済ませれば、毎月の賃料は口座からの引き落としで、ずっと借り続けることができます。
もし事前に期間の定まったロッカーのようなものを借りていたり、友人・知人にスペースを借りたりしていたら、相手に非常に迷惑をかけただけでなく、自分の荷物を放り出されたり処分されたりしていた可能性もあります。
ツアー旅行のようなものだったので、まさか期間が延びるとは考えていなかったのですが、「3か月が4か月になっても何の問題もない」トランクルームを借りることができて、本当に助かりました。
そして、もう1つ助かったのは、帰国後に住む場所を決める際に、とても自由度が高かったことです。
荷物の制限がありませんから、身ひとつでどこにでも住むことができます。
私の場合は、旅行に出る前から“ある事”を考えていました。
以前に見た雑誌で紹介されていたシェアハウスに憧れて、そこに住んでみたいと思っていたのです。
旅の間も、記事の切り抜きをずっと持ち歩いていました。
でも、ちょっと特殊な家でしたし、シェアハウスに住むのも初めての事だったので不安もあり、迷いました。
その時に背中を押してくれたのは、やはり荷物がない身軽さでした。
旅の間に、そのシェアハウスの運営者に連絡をとり、見学させてもらえるようにお願いしつつ、すぐに住む場所は準備せずに帰国。
友人宅に泊めてもらったり(出発直前も他の友人に泊めてもらいました)、安宿に泊まったりして間をつなぎながら、見学したシェアハウスで契約をして、入居を決めました。
入居の際も、レンタルルームに荷物を預けたままなので、旅行中に使っていた荷物の入ったダンボール箱3〜4箱をシェアハウスの住所に送り、あとは身の回り品の入ったスーツケース1つもって現地に行くだけ。
その日から新生活が始まりました。
3)荷物をもたずに身軽に行動
人生で長期的に家から離れたことは一度もないという人や、あっても1回きりという人は多いと思います。
でも、私の場合は、いろいろな所に出かけましたし、海外留学もしました。
しかも、一度行ったら行きっぱなしというわけではなくて、ちゃんと日本での生活もしながら、人生設計の中で目標を立てて、いま行くべきだという時が訪れるたびに、ちゅうちょせずに行動することができたのです。
そんな風にアクティブに行動できたのは、トランクルームを利用し始めてから。いま思えば、トランクルームのたくさんのメリットがあったからこその自由な人生だったのかもしれません。
私は、旅行や留学だけでなく、住んできた場所も多様です。
シェアハウスは敷金・礼金がほとんどありませんし、保証人も不要なことが多いので、その時々で住みたい場所を選んで、いろいろなシェアハウスに住みました。
シェアハウスは家具付きの場合がほとんどなので、必要なものだけ新しいハウスに送り、残りの荷物はレンタルルームに預けたままです。
シェアハウスには外国人が住んでいることも多いので、ただ住んでいるだけでさまざまな国の人と交流したり、英語が上達したりと、メリットは大きかったと思います。
住み込みのアルバイトをしながら、ホテルの個室に住んでいたこともあります。
ホテルの部屋といっても3畳ほどのスペースなので、全部の荷物を置くと手狭になってしまいます。
この時は、ホテルのすぐ近くにトランクルームが新設され、3か月間賃料半額というオープンセールを利用することができました。
台車を使って荷物を移動することができたので、引っ越し費用がゼロ円だったのもメリットの1つです。
最近話題の民泊に住んでいたことも。その民泊は一軒家でしたが、ドミトリー(1つの部屋にベッドが並んでいて、複数人で共用するスタイル)だったので、とても全ての荷物を自分のスペースに置くことはできません。
借りていたトランクルームを行ったり来たりして、必要なものを出し入れしながら住んでいました。
荷物がなくて身軽な分、必要なものをその場で手に入れたり代用したり、ないものは仕方がないとあきらめたり、サバイバル精神が身についたところもあるかもしれません。
おかげでアフリカを旅した時も、無事に生き抜くことができました。
やりたいことがあっても、家が賃貸だし、荷物があるし…とちゅうちょしてしまうのは、もったいない。
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